
ハーバード大学卒業で、主にDiddy率いるBad Boy所属アーティストに楽曲提供している
Ryan Leslie。そのBad Boyからデビューを飾ったモデル兼シンガーの
Cassieをヒットさせたことで一躍彼の名を世界中に広めたわけですが、自身のソロアルバムはお蔵入りしたり雲行きが怪しくなっていたのが事実。満を持して発表した今作は彼のサウンドの特徴である80年代のアナログ系シンセサウンドを軸にした内容。
『Diamond Girl』 はアナログシンセ音の印象的なループが病みつきになるアップナンバー。Rapのように歯切れ良く歌うヴォーカルです。
『Addiction feat. Cassie & Fabolous』 は自身が手掛ける
Cassieの艶かしいヴォーカルとメロディーラインが際立つミッドナンバー。
『You're Fly』は自らRapをも披露する春っぽい暖かさあるミッドナンバー。横笛の音色が耳に残ります。
『Quicksand』 は歯切れの良いエレキのカッティングが曲を引っ張るアップナンバー!!
『Valentine』は可愛らしいピアノの伴奏に気泡みたいなトラックが面白いミッド。随所にファルセットで歌い上げています。
『Just Right』は80'sサウンドにFUNKっぽい雰囲気が心地良いミッド。
『How It Was Supposed To Be』は808ぽい軽いトラックにメロディアスな伸びやかなヴォーカルが乗っかるミッドナンバー。
『I-R-I-N-A』 はピアノ伴奏と耳馴染み良いメロディーラインが心掴むスローナンバー。
『Out Of The Blue』はエキゾチックな大人の雰囲気が醸し出すスローナンバー。
『Shouldn't Have To Wait』は冷やかなシンセパッドが涼しげなミッドナンバー。
『Wanna Be Good』 は軽快なトラックに厚いコーラスが聴きどころなアップナンバー。
『Gibberish』は古き懐かしいソウルテイストが温かいスローナンバー。ヴォーカルにはオートチューンを使用。
軽めで爽快な80'sサウンドはもちろんですが、彼のヴォーカルも聴き所ありな一枚でした。他アーティストに楽曲制作業も手掛けているんですが…自分用に良いトラック取り置きしてたんじゃない!?って思わせる程、良質なものばかり。迷っている方はおススメです!!ぜひ聴いてみてください

● 関連作品 ●
・Cassie 『Cassie』(制作参加)レビュー
こちら・JoJo 『The High Road』(制作参加)レビュー
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こちら・Loon 『Loon』(制作参加)レビュー
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